
No.2
肥満について
肥満が『万病のもと』であるのは、犬も猫も人と同じです。
近年増加傾向にある糖尿病・関節疾患・心疾患・腫瘍をはじめ、急性膵炎や猫の下部尿路疾患などは肥満が大きなリスクファクターになります。
最近、人と暮らしているペットたちに、肥満または肥満予備軍が増えているようです。
肥満の主な原因としては、日常的な摂取カロリーの過多と運動不足が挙げられます。またさまざまなメリットのある避妊・去勢手術ですが、手術後はホルモンバランスの変化で活動量の低下・食欲増進がおこり、筋肉が落ちて脂肪がつきやすくなります。
カロリーの要求量は、年齢によって変化しますので、幼犬・成犬・高齢犬には、それぞれに適したフードを選びましょう。猫も同様です。減量が必要なら、ダイエット用のフードもあります。
単に与えるフードの量を減らしてダイエットさせようとすると、体に必要な栄養素が欠乏する可能性があります。筋肉量を維持し、脂肪を燃焼させて健康的にダイエットさせるためには、ダイエット用のフードがおすすめです。
(肥満から理想的な体重へと減量を成功させるためのポイント)
まず食事量を決めて、それを守るようにしましょう。また1日1回の給餌よりも2〜3回に分けて与える方がエネルギーの消費が多くなり、空腹感も和らぐので太りにくいといわれています。
次にペットが喜ぶおやつですが、なるべく与えないようにしましょう。(食事量を増やす事と同じになります)
さらに毎日規則的に適度な運動をさせるのが、減量に大変有効とされています。犬なら、日に数回の散歩をさせたり、室内飼いの猫では、自発的な運動ができるような環境(特に上下運動ができる家具や遊具の配置)を整え、猫が甘えてきたりじゃれてきた時にしっかり遊んであげるようにしましょう。減量期間中は定期的に体重測定を行い、その記録を残しダイエットのすすみ具合を把握しておきます。ペットの健康のためにがんばるための励みになります。
最後にダイエット中の注意点として、肥満の猫は急激に摂取カロリーが少なくなると脂肪肝(肝リピドーシス)になることがあります。目標体重を定め、ゆっくりと減量を行ってください。
また、食べる量は変わらないのにやせてくるという場合には、病気の疑いがありますので、動物病院にご相談下さい。
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